“亀スタは従来の予算内で”
亀岡市に計画されているスタジアムの場所を専門家が変更するよう提言したことを巡り、京都府の山田知事は変更した場合でも従来の予算の範囲内で対応する考えを示しました。
京都府が亀岡市に計画しているスタジアムを巡っては予定地周辺に生息する絶滅危惧種の「アユモドキ」の調査に時間がかかるとして専門家会議がJR亀岡駅により近い別の場所へ変更するよう提言していますが、土地の価格が高いことから変更に伴う費用負担の増加が懸念されています。
これについて山田知事は15日に開かれた京都府の6月議会の質疑の中で「府にも亀岡市にも予算の枠組みがあり、整備費用が増えると困る。変更した場合には土地の造成や地下施設への対策が不要になるため支出の削減もできる」と述べ、新たな負担はせず、従来の予算の範囲内で対応する考えを示しました。
また、府議会では文化庁の京都移転を巡る府の費用負担についても質疑が交わされ、山田知事は「移転は国と地方の共同事業という意味合いもあり、京都府は今後も文化庁の取り組みに意見を述べていかなければならず、将来を見越した投資としての面がある」と述べ、移転先の土地の提供以外にも庁舎の整備や職員宿舎の費用負担についても今後、国と協議していく考えを明らかにしました。
06月15日 18時44分以上、NHK京都放送局より引用