京都府公共事業評価に係る第三者委員会におけるスタジアム整備事業の評価結果
日時:平成27年6月9日(火) 午後1時から午後2時30分まで
場所:京都ガーデンパレス 「鞍馬」
出席者:
○京都府公共事業評価に係る第三者委員会委員
小林潔司委員長、関根英爾委員、深町加津枝委員、水原有香子委員、村上章委員
○環境保全専門家会議
村上興正座長
○京都府
文化スポーツ部 部長、副部長、理事、担当課長ほか
建設交通部 部長、技監(土木担当)、理事、担当課長ほか以上、京都府のWebサイトより引用
(主な委員意見)
・治水対策や地下水保全対策、基礎構造に関する技術的な検討について、専門家に承認や確認をされるべき。
・この委員会は、環境、治水、経済など様々な観点から判断する場である。アユモドキ等の自然にどれだけの影響があるか判断できない状況であり、そのような状況で事業評価はできない。
・スタジアムの建設で万が一アユモドキが絶滅した場合、府でどのような責任のとり方を考えているのか。
・この場の説明は今後の事業評価に向けた説明として聞くこととする。
・アユモドキ等の保全とスタジアム建設は別問題。スタジアムを作らないとアユモドキが守れないという理論はおかしい。スタジアム建設によりアユモドキが保全されるといった誤解を招くような説明は行うべきではない。
・アユモドキ等について不確定事項が多く、事業評価委員会としては、慎重にならざるをえない。
[全ての委員から慎重な意見が相次ぎ、事業着手など一言も出ていない中で、委員長のまとめは唐突かつ強引であって、あらかじめ結果ありきの委員会であったと言わざるを得ない。]
(委員長まとめ)
・本院会は、意思決定機関ではなく、専門的な見地、市民的な目線、いろいろな角度から意見を申しのべるのが委員会の使命であるが、一方で評価調書のスケジュールに記載されている計画案やロードマップが実施されていく道筋をつけることは重要である。専門家会議の方で、具体的な結論を出される度に、その都度、本委員会でも環境専門家会議での結果を踏まえながら一歩一歩段階的に進めていくやり方がいいと考える。
・事業評価としては、事業はスタートするが、次回の第三者委員会までは本体工事は進めない、行わないということをもって、その結果の報告を受けたい。
・次回、再評価を行う第三者委員会で事業の継続性を議論するため、今の段階で、工事には入らないが事業はスタートさせ、本体工事の着手は次回、審議させていただくという確認をとらせていただきたい。そういう形で進めて行かざるを得ないということを、委員会の合意とさせていただきたいがよろしいですね。
その他京都・亀岡 保津川自然倶楽部のまとめた資料は、以下を参照の事
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