土地買収に京都府の支援要望 亀岡のスタジアム
京都府が亀岡市で計画する球技専用スタジアムについて、府の環境専門家会議が予定地の変更を求めたことを受け、同市の桂川孝裕市長は9日の府知事・市町村長会議で「財政的に厳しく、府の力をお借りしたい」と述べ、新たな土地の買収に府の財政支援を求めた。
専門家会議は4月27日、国の天然記念物アユモドキの生息環境に影響が出ないよう、予定地を現計画の隣接地に変えるよう提案した。しかし、市はすでに現予定地を約14億円で購入しており、桂川市長は「前向きに取り組みたいが、移転先の単価は10倍高い。アユモドキのために市民の税金をどれだけ使わねばならないのか、という話も(市民から)出ている」と訴えた。
山田啓二知事は「市も府も財政フレーム(枠組み)があり、工夫できるようにしたい」と述べるにとどめた。
府はもともと、用地を市町村が府に無償提供することを条件に、スタジアム候補地を公募した。用地買収費を府が負担すると前提が崩れるため、府庁内では財政支援に慎重な声が強い。
以上、京都新聞のWebサイトより引用