京都スタジアムに対する声をあげぬ民意 (京都新聞)

スタジアム市民説明会で経過や保全策報告

 京都府亀岡市は22日夜、安町の市役所市民ホールで、京都府が建設を計画する球技専用スタジアムに関する市民説明会を開いた。地元の幅広い市民を対象とした説明の場は初めて。

 市から桂川孝裕市長や担当部局幹部、京都府からスポーツ振興や建設部門の担当者も出席し、市民約250人で満席となった。

 桂川市長は、「10年、20年先も継続して発展し、子どもたちが将来誇れるまちをつくるのが行政の役割」と述べ、スタジアムの必要性を強調した。

 市幹部は誘致を巡る経過やアユモドキの保全策などを報告した。

 桂川右岸の用地を購入したにもかかわらず、環境専門家会議による予定地変更の座長提言を受け入れた理由については「アユモドキ影響評価には数年かかるとされ、スタジアム計画が遠のくことで、地域の活性化とアユモドキ保全の両立が難しくなる」と説明した。

 市民からは、経済効果への疑問や市の財政負担、水害を懸念する意見が相次いだ。

【 2016年11月24日 12時15分 】

以上、京都新聞より引用