亀岡スタジアム計画 説明会 疑問や懸念の声 相次ぐ (NHK京都放送局)

亀岡スタジアム計画 説明会 疑問や懸念の声 相次ぐ

京都府が亀岡市に計画しているスタジアムについて、地元の住民を対象にした初めての説明会が開かれ、参加者からは、費用対効果を疑問視する意見や、水害が起きやすくなることを懸念する声が相次ぎました。
京都府が亀岡市に計画している球技専用のスタジアムは、JR亀岡駅のすぐ北側に建設される予定で、平成31年度中の完成を目指しています。
この計画について、22日夜、亀岡市で地元の住民を対象にした初めての説明会が開かれ、およそ250人が参加しました。
はじめに亀岡市の桂川市長が、当初の予定地の周辺に生息するアユモドキへの影響の評価に時間がかかることなどを考慮して、建設場所が変更された経緯などを説明しました。
一方、参加者からは、◇サッカーのワールドカップが開かれた国内10か所の競技場のうち、9か所で収支が赤字になっているとして、費用対効果を疑問視する意見や、◇建設のための盛り土によって周辺で水害が起きやすくなることを懸念する声が相次ぎました。
これに対して、府や市の担当者は、◆年間シートの販売などで収入を増やすことが可能で、◆桂川で河川の改修工事を進めているため周辺での水害は考えにくいなどと説明しました。
説明会のあと桂川市長は、「総合的に判断して、今の計画が最善だと考えている。着々と進めるが、水害などの心配に対しては真摯に説明していきたい」と話していました。
11月24日 11時37分

以上、NHK京都放送局より引用