亀岡市 住民投票条例案否決
京都府が亀岡市に計画しているスタジアムを巡り、市が予定している用地買収の賛否を問う、住民投票を行うための条例案が、市議会で採決にかけられ、賛成少数で否決されました。
京都府が亀岡市に計画している球技専用のスタジアムは、周辺に生息するアユモドキへの影響の評価に時間がかかることなどから、建設場所が変更され、亀岡市は、新たな用地となる、JR亀岡駅のすぐ北の3.2ヘクタールの土地を、およそ34億円で買収する予定です。
これについて亀岡市議会では、無所属と共産党の2人の議員が、用地買収の賛否を問う、住民投票を行うための条例案を提出していました。
29日開かれた本会議では、住民投票に賛成する議員が「財政に対する不安の声がある。市民の意見を聞くべきだ」などと訴えたのに対し、反対派の議員が「議会が責任を持って決めるべきだ」などと述べました。
このあと採決が行われ、条例案は、賛成少数で否決されました。
亀岡市のスタジアムを巡っては、3年前にも、当初の建設予定地を市が無償で提供することの賛否を問う必要があるとして、住民投票を行うための条例案が採決にかけられましたが、賛成少数で否決されています。
09月29日 17時22分以上、NHK京都放送局より引用