用地取得費 来年度予算に
府が亀岡市で進める球技場「京都スタジアム」の建設計画について、亀岡市の桂川孝裕市長は29日、新たな予定地となったJR亀岡駅北エリアの用地取得費を来年度当初予算案に計上する方針を示した。同日の定例記者会見で述べた。
新たな用地(3・2ヘクタール)取得には計34億2000万円かかる見通し。市が捻出できるのは20億円が限度で、府には15億円の財政支援を要求しているとし、「府と詰めて、市議会に諮り、早い段階で用地買収したい」と意気込みを見せた。
絶滅危惧種の淡水魚「アユモドキ」が生息する当初の予定地(14ヘクタール)からの変更により「より利便性が増し、規制が少なく、可能性が生まれてくる」と意義を強調。最初から現在の予定地に誘致できなかったのかとの質問には「新たに34億円という巨額の予算を投じることになり、大きな買い物ではあるが、水害対策とアユモドキ対策がクリアになる。長期的に見れば間違いない選択ができたと思う」と述べた。【野口由紀】
〔京都版〕
以上、毎日新聞のWebサイトより引用