亀岡スタジアムに市長が言及
京都府が亀岡市に建設を計画しているスタジアムを巡り、絶滅危惧種の「アユモドキ」への影響を検討している専門家会議が建設場所を変更するよう提言したことを受けて、亀岡市の桂川市長は、変更先の土地を購入できるかどうかについて7月ぐらいまでにメドをつけたいとの考えを示しました。
京都府はJR亀岡駅の近くに球技専用のスタジアムを建設する計画ですが、予定地周辺には絶滅危惧種に指定されている淡水魚のアユモドキが生息しています。
野生生物の研究者などでつくる専門家会議が建設によるアユモドキへの影響について調査を続けていますが、評価を出すまでに少なくとも3年以上かかる見込みだとして、4月、建設場所を土地区画整理が進められている市内の別の場所に変更するよう提言しました。
これについて亀岡市の桂川市長は30日の会見で「変更先の土地の鑑定を行った上で区画整理組合に金額を提示し、市として購入できるようお願いしていきたい」と述べ、7月ぐらいまでに購入できるかどうかメドをつけたいとの考えを示しました。
一方、財源については「50億円という市の予算は超えないようにするつもりだが、すでに元の予定地を購入するのに14億円を使うなどしていて、亀岡市だけでは難しいので京都府にも協力をお願いしていきたい」と話しました。
05月30日 19時03分以上、NHK京都放送局より引用