京都スタジアム予定地変更を提言 (朝日新聞)

【記事中の誤りについて】

*1:京都府は建設予定地の遊水機能を維持するために、建物の地下に川から氾濫した水を一時的に溜めるための水槽(ピット)を設けるとしています。記事に書かれているのは、横浜にある日産スタジアムのような、ピロティー形式と呼ばれる方式で、京都府が計画している構造とは全く異なるものです。また、京都府の建設計画の中には、地下に設けたピットに溜まった水を排水するための設備は設けられておらず、遊水機能を補完する役割を果たすことはできません。

*2:京都府の建設計画では、計画地周辺に集中する亀岡市の水道水源井戸の地下水脈に配慮し、杭打ち工法ではなく、べた基礎工法を採用するとしています。そのため、べた基礎を支える軟弱地盤を広範囲にわたって地盤改良を行うとしていますが、この地盤改良工法には、一般に大量のセメント成分からなる硬化剤を使用するため、発がん物質である六価クロムによる地下水汚染が懸念されます。