京都府、予定地を変更 (日経新聞)

京都府、予定地を変更 (日経新聞)

京都府は24日、亀岡市で計画している球技用スタジアムの建設予定地を変更すると発表した。従来はJR亀岡駅の北約500メートルの桂川右岸に建設する予定だったが、亀岡駅の北部分に隣接する区画整理地に変える。桂川右岸は希少淡水魚「アユモドキ」の生態に影響が出るとして、環境団体が計画変更を提言していた。2020年の東京五輪までの建設を目指す。

 計画変更するのは「京都スタジアム(仮称)」。収容は約2万人規模で予定地は3.2ヘクタール。サッカーやラグビーなど芝生の球技専用で、サッカーチーム京都サンガの拠点として期待されている。

 事業費は206億円で、うち京都府が工事費など156億円、亀岡市がインフラ関連で50億円を負担する予定。建設地を変更しても、従来の計画に沿った費用の範囲内に収まるという。

 建設は2017年度を予定していたが、2年ほど遅れる見通し。京都府の山田啓二知事は同日、「公共事業のあり方にも一石を投じるもので、いい例ができたのではないか」と話した。

 新しい場所は亀岡駅に隣接するため、桂川孝裕亀岡市長は「商業エリアのにぎわいがつくれる」と提言した。

以上、日本経済新聞のWebサイトより引用