亀岡スタジアム”データ流用”
亀岡市に計画されているスタジアムの建設予定地の測量事業を巡って亀岡市は20日、事業を受注した業者が以前に別の業者が作ったデータを一部流用して図面を作成していたことを明らかにしました。
これは20日開かれた亀岡市議会の全員協議会の中で亀岡市側が明らかにしました。
それによりますと3年前、亀岡市が発注したスタジアム建設予定地の測量事業を京都市内にある公益社団法人が受注しましたが、その際、この業者は以前に別の業者が行った測量データを一部流用して図面などを作成し、市に提出していたことがこのほどわかったということです。
亀岡市の調査に対しこの業者は「以前のデータと整合性をはかるためだった」などと説明しているということですが流用したことをこれまで市に伝えておらず、測量を行った場所も図面より少なかった可能性があるということです。
亀岡市の桂川市長は全員協議会の中で「市としても業者側が出した書類をそのまま信用してしまい大変遺憾だ。今後、さらに調査し内容によっては損害賠償を求めるなど法的な対応も検討していく」と話しました。
この測量事業を巡って亀岡市は業者側に1300万円余をすでに支払っていますが、これに関連する別の測量でも亀岡市の監査で「写真など本来あるべき記録がなく不当な支出だ」などと指摘されています。
06月20日 20時23分以上、NHK京都放送局より引用