公園&スタジアムの整備に関して環境専門家会議から提言が出されたことを受け、昨日27日に緊急開催された全員協議会では、市長からの説明のみにとどまったとの事です。

市長による市議会への説明(要旨)

座長曰く、アユモドキが貴重であるとともにスタジアムも重要。両方をよい形で進めていくために、この内容を仕上げた。
座長提言を受けて、市として真摯に受け止めながら今後のことを考えなければならない。

提言は、今の場所から組合の事業用地の中でスタジアムを設置してほしいというもの。

特に座長が心配していたのは、スタジアムができないということで、地元がアユモドキの活動を止めては困る。地元の活動があってアユモドキは生息しているということは専門家会議の皆さんの意見。

その中で、アユモドキを調査して安定的な形で維持継続していくには、調査の猶予が必要。あの場所で進めるなら3〜5年の調査が延長される。そのことを思う時に、これ以上、スタジアムの建設を伸ばす中で、アユモドキ調査をするのも難しい。

地元の意向も配慮しながら亀岡市にとってもしっかりとしたまちづくり、知事も、私自身もスタジアムを亀岡に創ると言うことを言ってきた。しかし我々にしてみれば駅北でできるかどうかすぐにわからない。議会に説明後、地元の保津町や土地改良区に説明し、区画整理組合の役員に本日説明をする予定にしたが、すぐに結論が出る話ではない。

この間、議会にも、スタジアム建設について50億の予算で取り組むという説明をしてきた経緯がある。市としてそれを大きく超えて拠出するのも厳しい財政状況にある。

京都府は156億円というスタジアム費用を予算化している。場所が駅北の区画整理事業組合に移転するとなれば建設費用も治水対策含めて軽減になる。それについては亀岡市と協議しながら進めていきたいと申し出ていただいた。

我々としていちばん大事なのは地元保津町アユモドキを守り育ててきた方に理解いただけること。
理解いただけず、アユモドキが生息できない、ラバーダムを立ち上げていただけないことになるのであれば、今回の判断はマイナスになる。

市としてもどうするかということも何も決めていない。
今後、地元に説明しながら、条件が整うかどうかを判断していきたい。
議会にも説明しながら進めていきたい。

14億で購入した用地については今後どのような形で、スタジアムがもしこの地に建てないとなればどのような形で有効活用するかを考えていかなければならない。地権者の貴重な財産をお譲りいただいたので、しっかり検討、議論して進めていかなければならない。

以上、亀岡市議会議員 酒井あきこ氏のWebサイトより引用